マインドセットで仕事の土台を作る

フリーランスにも有効な『目標設定の仕方』で夢を叶える具体的な方法【好きを仕事に】

「フリーランスで活躍したい」
「好きなことを仕事にしたい」
「起業して夢を叶えたい」
「自由なノマドワークを実現したい」

という思いで、フリーランスになる、起業するという人は多いですが、
「思っていたのとなんかちがった…」
「こんなはずではなかったのに」という人も
また多いんです。

理想の状態で仕事をしていくためには、目標設定は必須です。

しかし、目標設定の方法がまちがっていると、
伸び悩んだり、なかなか達成できないという状態
になってしまいます。

この記事では、理想の状態を叶えるための目標設定の具体的な方法と、目標を達成するための脳の使い方を解説していきます。

目標設定の仕方を変えることで、好きな仕事を好きなだけという、夢のような状態を実現するための一歩を踏み出しましょう。

解説するのは私、イラストレーター/デザイナーの晴ルル。です。

フリーランスとして働いていますが、
短時間稼働で、かつ、好きなことだけを仕事にするということを実現して、ストレスフリーで働けています。

晴ルル。

 

フリーランスにも有効な『目標設定の仕方』で夢を叶える方法

そもそも目標設定ってそんなに大事なのか?

と、あなたがもし思っているなら、今日この瞬間、この記事に出会えて本当によかったです(笑

目標設定をするのと、しないのとでは、1ヶ月後、半年後、1年後、3年後と、どんどん大きな差が出てきちゃいます。

さらに、これから紹介する有効な『目標設定の仕方』を実践していくことで、さらに行動力を高めて目標達成に近づくことができるようになります。

 

有効な『目標設定の仕方』を実践するメリット

自分にとって価値のある選択をすることができる

フリーランスや個人で起業して仕事をしていると、さまざまな選択に迫られると思いますが、

目標設定を明確にしていることで、自分を消耗するような選択や、自分にとってためにならない選択を避けることができます。

 

成長速度が増す

目標設定をせずに、ただ目の前のタスクをこなすだけの期間と、目標設定をして優先順位を決めて行動に移していく期間とでは、成長速度に何倍もの差が出ます。

 

モチベーションが上がる

成長速度が増すことで、結果が目に見えやすくなり、自分自身のモチベーションにつながります。

 

挫折しにくくなる

正しい目標設定の仕方を採用することで、自分に合った行動計画に落とし込むことができ、無理なく継続することができるようになります。

フリーランスや起業は、挑戦する人も多いですが、
挫折する人やあきらめる人の数もハンパなく多いです。

うまくいっている、成功しているすべての人は
『これまで継続することができた人』です。

無理なく、しかし確実に成長していける行動計画で『継続していくこと』が、
夢へのいちばんの近道になります。

それでは、いよいよ目標設定の具体的な方法を解説していきます。

目標設定は、人生単位で未来から考える

目標設定は人生単位で考えましょう。

というと、大袈裟に聞こえるかもしませんが、
たとえビジネスや仕事における目標であったとしても、人生をまるっと含めて考える必要があります。

なぜなら、ビジネスや仕事は人生を豊かにするためのものだからです。
ビジネスや仕事のためだけに生きている人生ではないですよね?

もし、ビジネスで成功することができたとしても、プライベートの時間が一切ない、家族との時間もほとんど取れないまま、仕事だけをして生きる人生になってしまっては本末転倒だと私は思います。

あくまで人生を豊かにする手段として、ビジネスで何を成し遂げたいか、どんな仕事をしていきたいかを考えてみてくださいね。

フリーランスとしてではなく『人生の目標=未来』を設定する

フリーランスとして、起業家として、何を成し遂げたいか、どんな仕事をしていきたいか、はとても大事なことですが、
まずは、自分の人生の理想の状態を考えていきましょう。

理想の未来を思い描くことで、
そのためにはどんなビジネスをすればいいのか、どんな仕事の仕方をしていけばいいのかが明確になっていきます

まずは、人生単位でどんな未来にいきたいかを考えます。

そのあとに、数年単位、1年単位、数ヶ月単位、1ヶ月単位、1週間単位、1日単位の行動計画に落とし込んでいくことで、理想の未来を達成することができるというわけです。

もちろん、すでに
『こんなビジネスがしたい』
『こんな仕事をして成功したい』というビジョンがある人は、
それも理想の未来に加えてくださいね。

理想の未来の一例

  • 毎年数回、家族で海外旅行に行き、家族水入らずの時間を過ごしたい。
  • 親にも毎年旅行をプレゼントして、親孝行していきたい。
  • 有名になり、自分のビジネスを広めたい。
  • 本を出版したい。作家として生きたい。
  • 都心に出やすい立地で大きな家に住み、悠々自適に過ごしたい。
  • 月収100万を達成したい。

今の時点で叶え方がわからない夢でも良い

理想の未来を設定するコツとしては、今の時点で叶え方が全くわからない、想像がつかないことでも良いということです。

こんな人生だったら!こんな未来だったら本当に心からハッピー!という本当に理想の状態を考えることが大事です。

今の状態から想像できる範囲内での夢や目標では、
本当に心の底から望む理想の状態になっていないことがほとんどです。

そんな状態の未来に向かって行こうとしても、モチベーションも上がらず、脳が拒否反応を起こしてしまい、なかなか行動に移せなくなってしまいます。

ここで紹介する目標達成の方法は、多くの成功法則の著書にも書かれている、科学的根拠に基づくとても有効な方法です。

今の状態では想像できないくらいハッピーな未来も、目標設定の方法次第、ひいては自分次第で叶えることができる、ということをまず信じてください。

目標はノートに書くことで実現する

理想の未来=目標設定を思い描くことができたら、ノートに書き出してみてください。

ノートに書くという行為は、かんたんなことですが、多くの人がやっていないのも事実。

ですが、多くの成功者が自身の著書などで
「大前提としてやるべきこと」として紹介されている重要な方法なんです。

これは、脳科学的な観点に基づいた方法です。

脳にはRAS機能という情報の蓄積庫があって、Google検索のような使い方ができます。
キーワードを入力することで、そのキーワードに対する情報を拾ってきてくれるのです。

ノートに書くことで、目標を達成するための方法や、有効な情報を集めやすくなるのです。

そしてこれは、パソコンでの入力ではなく、手で書くことが重要です。

キーボードの入力するときに使っている神経は8種類なのに対して、
手書きするときに使っている神経は1万種類にも及ぶんですよ。

手書きの方が脳が活性化され、RAS機能の能力を発揮しやすいというわけです。

上記の脳のしくみをふまえて、アメリカではある調査が行われました。

これはその調査にかかわったポール・J・マイヤーの報告内容です。

◾︎目標や計画を紙に書いている人・・・3%

◾︎人生の目標がはっきりある人(紙には書いていない)・・・10%

◾︎お金に関する目標しかない人(紙には書いていない)・・・60%

◾︎目標がなく、将来のことをほとんど考えていない人・・・27%

こちらの調査結果は、以下の結果と紐付けされました。

◾︎かなりの成功を収めている人・・・3%

◾︎まあまあ順調な人生を送っている人・・・10%

◾︎いわゆる「つましい生活」を送っている人・・・60%

◾︎公的支援や施しを受けてなんとか生活している人・・・27%

この調査結果から読み取れることは、夢や目標は、
紙に手書きすることで達成確率が上がるということです。

目標設定をするなら、手書きでノートに書き留めていくことをおすすめします。

 

目標をノートに書くときの有効なコツ

ここで、目標をノートに書くときのコツをお伝えします。

それは『すでに、目標が達成されてているテイで書く』ということです。

「〇〇したい」
「〇〇しているようになりたい」
「年収〇千万達成したい」

というように、未来の形で書いてしまうと、「私にとっての未来=今は実現されていない」という情報として脳にインプットされてしまう可能性があります。

「今の私の状態」として書くことで、それを叶えるための有益な情報を脳が拾いやすくしてくれるのです。

目標は現在形で書く

  • 毎年数回、家族で海外旅行に行き、家族水入らずの時間を過ごている。
  • 親にも、毎年旅行をプレゼントして親孝行している。
  • テレビ出演して、自分のビジネスを広めることができた。
  • 本を出版した。今は作家として生きている。
  • 都心に出やすい立地で大きな家に住み、悠々自適に過ごしている。
  • 月収は100万を超えるようになった。

また、このとき否定形を使って書くことも避けてください。

例えば、
「10キロ痩せてから、もう太らなくなった」
「自分を消耗するような仕事はしない」
「相性の悪いクライアントとは今は付き合っていない」
などと書いたとします。

脳は否定形を認識できないので、
「太る」というワードや、「自分を消耗する仕事」「相性の悪いクライアントと付き合う」というワードをインプットしてしまうのです。

否定形で書くことは避け、理想の状態を肯定形で書いていきましょう。

目標は肯定形で書く

  • 10キロ痩せて、ちょうどいいスタイルをずっとキープしている。
  • 好きな仕事、やりがいを感じられる仕事だけをすることができている。
  • 相性が良く素敵なクライアントさんたちと付きあわせてもらっている。

ノートの書き方については、

現在形で書くこと
肯定形で書くこと

が大事だとお伝えしましたが、これはあくまで、目標設定をする上での書き方です。

以下でも書いていますが、目標設定以外の場合、例えば自分の気持ちと向き合うとき、自分の感情を見つめるときにノートを書く場合は、もっと自由に書いて大丈夫です。

「もう〇〇はしたくない!」
「私は〇〇して生活していきたい!」

と、感情をあらわにして書くことも必要なケースがあります。

つらつらと思いのままの感情を書き出すことで、
ネガティブな気持ちを緩和させてくれる効果だったり、気持ちを客観視して冷静になれる効果もあるのです。

 

目標設定をブラッシュアップしていく方法

目標設定の大枠ができてきたところで、今度はその目標設定をブラッシュアップしていきましょう。

ブラッシュアップすることで、より行動に落とし込みやすくなり、達成しやすくなります。

目標達成後のイメージトレーニングをする

目標は、めちゃくちゃ具体的なところまで設定していきます。具体的であればあるほど、達成するための行動に落とし込むことができるので、できる限り具体的にします。

どのくらい具体的にするかというと、目をつぶれば鮮明にイメージできるくらいになるとすごく良いです。

目標を達成するためには、イメージをすることを重要視してください。

トップアスリートたちも、イメージトレーニングを大事にしているといわれています。
イメージトレーニングをすることで、実際に体験しているような錯覚を脳に起こすことができるからです。

そのため、試合本番でも、イメージ通りの力を発揮することができるのです。

イメージトレーニングをすることによって、RAS機能が目標達成のための行動を示唆してくれるというわけです。

なので、目標はできるかぎり詳細に設定してください。

目標の詳細を決めていく例

私は年に3回、家族で海外旅行に行き、家族水入らずの時間を過ごている。

▷毎年何回行っているのか?

▷どこの国への旅行なのか?

▷現地ではどんな時間を過ごして、どんな気持ちでいる?

 

親にも、毎年旅行をプレゼントして親孝行している。

▷どこへの旅行をプレゼントしているのか?

▷最初にプレゼントしたときの自分の気持ちは?

 

テレビ出演して、自分のビジネスを広めることができた。

▷どのテレビ番組なのか?

▷自分のビジネスの詳細は?

▷どんな風に広まった?

▷出演したときはどんな気持ちだった?

 

本を出版した。今は作家として生きている。

▷どんな内容の本?

▷どこの出版社から?

▷出版したときはどんな気持ちだった?

▷どんな作家になってる?

 

都心に出やすい立地で大きな家に住み、悠々自適に過ごしている。

▷具体的な場所は?

▷どのくらいの大きさの家?

▷敷地面積は?

▷どんな気持ちで毎日過ごしてる?

 

月収は100万を超えるようになった。

▷稼働している日数は何日くらいで、稼働日はフルタイムなのか?ゆったりなのか?

▷どんな仕事内容で稼働しているのか?

▷達成したときはどんな気持ちだった?

▷どんな気持ちで毎日過ごしてる?

これはあくまで例なので、自分自身の目標をくわしく分解していくようにしてください。

例えば、好きなことを仕事にしたいと思っているなら、毎月何件くらいの注文が来るのか?どんなクライアント様と付き合っているのか?というところも決めてくのがおすすめです。

ポイントは、感情レベルまで詳細に決めていくこと。
感情を乗せて想像することで、より自分ごととして感じられるようになり、イメージが鮮明になります。
RAS機能はイメージが鮮明なものから働いていくので、目標達成に近づくことができます。

それぞれの目標の重要度を考える

目標設定が出そろったら、重要度を確認していきます。

  • 今の自分にとって最も重要なこと
  • 今の自分にとって重要だけど、決める前にもう少し考える時間が欲しいこと
  • 達成できたら嬉しいけど、まだよくわからないこと

目標の重要度は、もちろん自分の望む人生を叶えられるかどうかを基準に決めていきます。
決して「今の生活にはこれが必要だから」という理由で決めないでくださいね。

順位を決めることで、自分の中のゆずれない条件が明らかになってきます。
「この条件はゆずれないけど、ここは別の形で実現してもいいかも」といった感じで、なるようになる“おまかせ”の部分も持たせておくことが大事です。

また、優先順位が明らかになることで、自分がどういった行動を最初に起こしていけばいいのか明確になっていきます。
一番大事なことを叶えるために、今から最初の行動を起こすようにしてみてくださいね。

 

やりたくないこと、手放したいことを明確にする

やりたくないこと、手放したいことを明確にしておくことも大事です。

もしかしたら、目標設定の中には、目標を達成する過程で、自分のやりたくないことや手放したいことが含まれている可能性があるからです。

目標を達成する過程で、「本当はやりたくないこと」が含まれていると、脳はどうしても行動に移すことを拒否してしまいがちです。
目標を達成するための行動を起こすことに支障をきたすわけです。

やりたくないこと、手放したいことを明確にしておくことで、それを避けた目標設定をすることができ、行動へ移すことへのハードルを下げることができます。

それは、継続・達成につながるのでぜひ向き合ってみてください。

目標達成の具体的なイメージ画像を集める

だいぶ目標設定が明確になり、ブラッシュアップもされてきたところで、イメージ画像を集めましょう。

人は五感の中で視覚からの情報が80%を占めていると言われています。

視覚からイメージを取り込むことによって、脳に自分の理想の未来の姿をより鮮明に教えることができます。

イメージすることで実際に体験しているような錯覚を脳に起こすことができる、ということは既述の通りですが、視覚から画像を取り込んでイメージを膨らませることにより、鮮明な疑似体験をすることができます。

インターネットやSNSから理想の未来をイメージできる画像を探してきてプリントアウトしても良いし、ワクワクするような写真が載っている雑誌の切り抜きを集めるのも賛成です。

いつも目に見える場所に貼っておくと、何回も見ることでより鮮明にイメージすることができるようになります。

そして、もし機会があれば、実物を見に行く、実際に体験してみるという本当の疑似体験をすることで、達成できるスピードがさらに上がります。

 

具体的な行動計画に落とし込む期限決め

それでは、理想の未来を実現するために、具体的な行動計画に落とし込んでいきましょう。

いつまでに、どの段階まで達成されているかという期限を決めていくことで、行動に移していくことができます。

長期目標と短期目標に分ける

まずは長期計画を決めましょう。
長期計画はだいぶ先の方まで決められればなお良いですが、一旦は3年後までで大丈夫です。

長期計画

  • 3年後のあなたはどうなっていたい?
  • そのためには1年後どんな状態でいる?

短期計画

  • 1年後の目標を達成するために、半年後までにどこまで達成する?
  • 半年後の目標を達成するために、3ヶ月後までにどこまで達成する?
  • 3ヶ月後の目標を達成するために、1ヶ月後どこまで達成する?
  • 今月の目標を達成するために、今週は何をする?
  • 今週のタスクをこなすために、今日は何をする?

というように、今日の行動まで細分化してください。

行動ができないときの対処法

なぜこのように、今日の行動まで細分化していくのかというと、人はあまりにもタスクが多すぎる、工程が多すぎると感じてしまうときは、やる気やモチベーションが一気に下がってしまうからです。

今日の計画まで細分化することにより、行動へのハードルを下げることができます。

今日の計画まで細分化しても、まだ重い腰が上がらない場合は、タスクのひとつひとつをもっと細分化するようにしてください。

例えば、「インスタグラムで発信を始める」という行動を今日から始めるとします。

①アカウントを開設する。

②投稿する画像を用意する

③キャプションを考える。

というように、行動を細分化します。

ベイビーステップ

まず最初は、本当に小さな小さな一歩からでかまいません。

上記のようにインスタグラムの投稿をするための行動の中は①〜③の行動に細分化できますが、今日達成するのは①だけでもかまいません。

誰でもできるくらい小さな一歩のことをベイビーステップといいます。

  • ブログを始めるために、ブログの始め方を調べる。
  • 好きなことを仕事にするために、好きなことを仕事にしている人を調べてみる。
  • 目標設定をするために、理想の未来を3行だけ書いてみる。

など、小さな一歩だけでも踏み出してみることが大事です。

最初の一歩を踏み出してみると、そのあとすんなり行動できるようになるということもよくあります。

 

挫折しないためのコツ

目標を達成するための過程で、やっぱり最初からすべてにおいてうまくいくということは少なく、壁にぶち当たったり、自信を無くしたり、モチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。

そのまま挫折してしまう人もたくさんいます。

しかし、少しの工夫で挫折してしまう確率を格段に下げることができます。

目標のフィードバックを定期的に行う

定期的にフィードバックを行いましょう。

できれば毎日1分でも良いので、その日の行動を振り返ることが大事です。

そして、週末には、今週の自分はどこまで達成できたか見るようにしてください。

また月末には、今月の目標はどこまで達成できたかひとつひとつ確認し、現状分析ができるとすごく良いです。
もし、達成できないことや計画外のことが発生していたら、ギャップの原因を明らかにしましょう。
月末に分析したことを、次月の行動計画に生かしていきます。

 

月末に確認すること

  • 今月の目標はどこまで達成できたか。
  • どんな1ヶ月で何を感じたか。
  • 今月達成できたことにより、現状はどんな状況か。(客観的に)
  • 達成できなかったことがあるとしたら、原因は何だったか。(ギャップ)
  • 次月に向けて、どんな行動を起こしていきたいか。
  • 次月の目標、次月の末の理想の状態を設定する。
  • 次月の末の理想の状態に向けた行動計画は?

今月の振り返りを来月に反映させていくことがポイントです。

私は手帳を使って管理しています。
これに関しても、パソコンやスマホに入力するのではなく、手帳やノートに書いて管理していくのがおすすめです。

 

モチベーションをあげるコツ

できたことにフォーカスする

月末には、できたこととできなかったこと、ギャップの原因をフィードバックするということですが、これはあくまで次月の計画を設定するためのものです。

できなかったことにフォーカスして「自分はダメなやつだなあ」というように自己嫌悪や自己否定をしないように注意してください。
自己否定は行動を起こすためのモチベーションを著しく下げてしまいます。

できたことにフォーカスして「自分はこれをよく頑張った!」「こんなに達成できた!」と思えることで自己肯定感が高まり、モチベーションもアップし、また行動が加速していきます。

積極的に自分を認めていくことが大事です。

ハードルの高すぎる計画ではないか?

人は現状の120%までしかがんばれないといわれています。

例えば今の能力が30だとします。これは、通常のエネルギーでこなせる量が30だということです。
それなのに、急に3倍の90までがんばろうと思っても、相当なエネルギーを必要とされるのでどだい無理なわけです。

今の通常の能力が30だとしたら、まずは36まで引き上げるようにしてください。
そして、36の能力が通常の状態になったら、今度は43まで引き上げるスケジュール感でいきましょう。

自分のレベルが追いつかないくらい高い目標を設定すると、エネルギー消費量が多すぎて挫折する原因にもなりかねないので、自分の今のレベルの少し上(120%)を常に意識するようにしてみてください。

計画の達成度や自分の状況を、他人と比べない

一番モチベーションを下げる原因の一つが他人と比べて落ち込んだり、自信を無くしたりすることです。

人それぞれ向き不向きがちがうので、やり方も、結果が出るスピードも変わってくるわけです。

人それぞれ、得意なこと、向いている方法、成長スピードがちがいます。
なので、他人と比べて落ち込んだり、自信を無くしたりすることほど生産性のないことはありません。

※目標達成法の一つに「ベンチマーク法」というのがあり、これはライバルを設定し、自己分析とライバル分析を行いライバルとのギャップを埋めていく方法です。
この方法で燃えるという方は他人と比べても良いですが、あくまで分析をすることがポイントなので、自分に足りていないところにフォーカスしてネガティブな気持ちになるくらいなら、人と比べるのはやめた方が無難です。

ただし、1つだけ比べても良いものがあります。
それは過去の自分と比べることです。

現状を、過去の自分と比べることで、自分の成長度合いがわかり、自己肯定感やモチベーションを高めることができます。

他人と比べるくらいなら、過去の自分を振り返ってみるようにしましょう。

 

理想の未来の設定をもう一度振り返る、あるいは設定し直す

もしそれでもモチベーションが下がり、行動が起こせないというときは、自分の理想の未来についてもう一度考えてみます。

モチベーションが大幅に下がっているときは、
自分はどういう人生を歩みたくてここまで目標を立ててきたんだっけ?
ということを忘れてしまっていることが多いです。

自分の本来の理想の未来を思い出し、そのためにここまで行動してきたんだということを思い出してみてください。

もう一度、本記事の冒頭から未来の設定をやり直してみることもおすすめです。

目標を達成するために行動していくうちに、自分の本当に望むことが明確になり、理想の未来は形を変えているかもしれません。

行動することで、理想や目標はどんどん変わってきます。

 

参考著書

自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング

夢を叶えるための脳の使い方を詳しく、そしてわかりやすく説明されています。

挫折しそうになったり、行動ができない、壁にぶち当たってしまったときなどのよくあるパターンについても詳しく解説されているので、やる気になれます。
モチベーションを上げてくれる1冊です。

「成功したい!」と強く思っているなら、読んでおいて絶対損はありません。

望む人生に組み替える「未来設定ノート」

目標達成の方法を、ノートの使い方まで細かく丁寧に教えてくれているので、実践しやすいです。

夢を叶えるための実践的なワークがたくさん詰まっていることと、女性の脳に合わせた書き方をしてくれているので、女性がワクワクしながら読める内容になっています。

※私は著者の松浦ゆかさんに脳科学を学びました。

想像して創造する 望み通りの未来を創るイマジネーション力

夢を叶える上でのイメージトレーニングの重要性と、具体的な方法が書かれています。

イメージトレーニングの方法を科学的に解説してくれているので、体系的に理解することができます。

前半は、著者の尾﨑里美さんご自身の体験談もあわせて書かれているので、読んでいてイメージがしやすく、尾﨑さんの人柄も明るく前向きになれる1冊です。

 

まとめ

さて目標設定ができて、今日から行動することは決まりましたか?

目標設定は人生単位で考えて、理想の未来を叶えられるものにしましょう。

また、理想の未来はイメージが明確であればあるほど、叶いやすくなるので、より詳細に設定し、できればイメージ画像も準備して鮮明にイメージしてみます。

理想の未来に行くまでの過程は、できる限り細分化して、今日この瞬間から始められるくらい小さな一歩まで細かくしていくと行動に移しやすいですよ。

目標達成度合いは1日、1週間、1ヶ月で振り返るようにして、フィードバックを次月に生かしていきます。

自分のできたことにフォーカスし、自分に集中すること。
他人とは比べない。
理想の未来を確認すること
でモチベーションが保ちやすくなります。

目標設定は、どれだけ自分をセルフマネジメントできるかにかかっています。
ひいては、自分の思い通りの人生にするか、しないかは自分次第ということです。

私はこの目標設定で、好きなことを仕事にして
楽しくお仕事することができています。

マインドセットは楽しくお仕事をするために欠かせません。

もっと理想に近づきたくなった!という人はこちらもどうぞ▼

 

-マインドセットで仕事の土台を作る