副業をしていますが、会社をやめてフリーランス1本で働いていきたいです。
でも会社をやめる勇気がなかなか出なくて…。
フリーランスになって後悔するんじゃないかと不安です。
その疑問にお答えします。
「フリーランスになりたいけど後悔するんじゃないかと不安」という状況の方はたくさんいらっしゃると思いますが、
後悔するかしないかは自分次第です。
身も蓋もないことを最初に言ってしまってごめんなさい…。
ただし、後悔する可能性を避けること、後悔しないマインドを持つことで、後悔するを極力避けることは可能です。
フリーランスになっても後悔しないための解決策とマインドの持ち方を解説していきます。
こんにちは!
デザイナー/イラストレーターの晴ルル(プロフィール)です。
私は未経験でいきなりフリーランスになりました。
ゼロからのスタートでしたが、今では正社員時代よりも短時間稼働で
月間2〜5倍ほどの収入を得られているので、
後悔の「こ」の字もありません^^
フリーランスになるか迷っている人の参考になれば嬉しいです。
本記事の内容
- フリーランスになったら後悔するのはこんなタイプ
- 後悔しないための解決策とマインドの持ち方
フリーランスになって後悔するんじゃないか?という不安の対処法は
フリーランスの不安の対処法【不安はあった方が良い?!】理由と活用方法でも解説しているので併せてご覧ください。
フリーランスになって後悔するのはこんなタイプ
フリーランス1本にやっていきたい!と思っているそこのあなた。
こんな先人たちはこんな感じで後悔しています。
自分があてはまるのか考えながら参考にしてください。
ラクしたい人
「フリーランスになったら会社に毎日通わなくていいしラクできそう」
「好きな時間に好きなだけ仕事ができるし、ラクそう」
という理由で、フリーランスになろうとしているなら後悔します。
フリーランスになったらやることがたくさんあります。
お金の管理はもちろん、スケジュール管理、仕事の受注、クライアントとのやりとり、書類の発行など、すべて自分でこなさなければいけません。
事務系の処理が苦手・嫌いという人は、必ずこの部分で苦労します。
さらに、あいた時間はごろごろするのではなく、勉強したり営業をかけたり、やることが山ほどあるので、「ラクしたい!」という人は後悔するかと思います。
▶︎▶︎解決策「苦手なことは手放す(同ページ内リンク)」へジャンプ!
自分の成長を楽しめない人
フリーランスは日々勉強の連続です。
クライアントとのやりとりや、案件をこなす中での“気づき”や“つまづき”、“失敗”を、
自分の糧にしていけるかどうかが重要です。
つまずいたときや、失敗したときに「勉強になった!」「経験になった!」と捉えるか、
「最悪だ!」「めんどくさい」と思うかでは
成長に差が出るのはわかりますね。
成長すればするほど、自分の仕事の幅は広がっていきますし、
逆に、成長することを怠ける人は、どんどんできることが減っていき、後悔につながりやすくなります。
▶︎▶︎解決策「マインドセットを変える(同ページ内リンク)」へジャンプ!
向上心や目標がない人
くりかえしになりますが、フリーランスは日々勉強の連続です。
案件をこなしていく中でスキルが足りたいと感じたら、スキルを身につけることも必要になってきます。
他にも、
顧客満足度を高めたい
もっと幅広く挑戦していきたい
と、常に上を目指していくことが大事です。
なので、現状維持が好き、スキル習得や勉強することが嫌い、という人は後悔する可能性が高いです。
▶︎▶︎解決策「目標を立てる(同ページ内リンク)」へジャンプ!
視野がせまく、主体的に行動できない人
これは会社員も同じですが、主体的に行動できず、言われたことしかできない人は
成長が見込めません。
会社員なら、ごまかしながら在籍して給料をもらうことも、もしかしたら可能かもしれません。(リストラのリスクは高まると思いますが)
しかし、フリーランスは、仕事の有無や収入に直結するので、
状況をみながら柔軟に、そして主体的にどんどん動いていくことができない人は後悔する可能性が高いです。
▶︎▶︎解決策「マインドセットを変える(同ページ内リンク)」へジャンプ!
自信がなくて、自分を安売りしてしまう人
フリーランスになって、誰もが悩むのが値付けです。
フリーランスになりたてのころは、自分に自信が持てず、
ありえないほどの安価で仕事をひきうけてしまうということはよくあります。
しかし一般的に、安い案件であればあるほど、地雷案件であることが多いです。
地雷案件とは、クライアントのマナーが悪い、エンドレスで修正を依頼される(あるいは要望がめちゃくちゃ)、価格に対して仕事量が見合ってない(時給換算すると数百円など)、といった案件のことです。
仕事を受注する側への、思いやりやリスペクトに欠けたクライアントの案件なので、自分を消耗することが多いと思います。
最初のうちは「実績づくり」のためや、経験をつむ意味でもどんな案件もチャレンジすることは大賛成ですが、
安い案件ばかりをずっと続ければ続けるほど、自分を消耗して心身ともに疲れてしまい、後悔につながりやすくなります。
▶︎▶︎解決策「ビジネスを学ぶ(同ページ内リンク)」へジャンプ!
孤独に耐えられない人
フリーランスは基本的に孤独です。
基本的に一人で案件をこなし、わからないことがあってもすぐに人に聞ける環境でもないので、自分で手探りで調べたり…、とにかく孤独です。
人と関わるのが好きな人は、早々に後悔するかもしれません。
人と関わるのが好きで、ひとりでいることがあまり好きではない人は、
- チームを組む
- ひとりでデスクに向かわないといけないような仕事は避ける
- 人と関わることがメインの仕事を選ぶ(アドバイザー・カウンセラー・カメラマンなど)
といった方法でフリーランスになるのがおすすめです。
例えば、デザイナーやライター、エンジニアなどは、基本的にひとりでデスクに向かわなければいけない仕事ではありますが、チームを組んだり、人に教えること(セミナー・講座など)を積極的に行なうなど、働き方次第で人との関わりを増やすことができます。
▶︎▶︎解決策「コミュニティに所属する(同ページ内リンク)」へジャンプ!
スケジュール組みがヘタな人
フリーランスは、すべて自分で優先順位をつけて動いていかなければいけません。
優先順位の決め方がわかっていなかったり、自己管理ができない人は、
すぐにいっぱいいっぱいになってしまって後悔する可能性が高いです。
▶︎▶︎解決策「スケジュール管理のコツをつかむ(同ページ内リンク)」へジャンプ!
後悔しないための解決策
これらのすべての後悔に関して、予防、あるいは解決することがある程度できます。
苦手なことは手放す
お金の管理や、請求書・領収書などの発行など事務処理が
ほんとうに苦手な場合は手放してしまうのもありです。
フリーランスにとって時間は命です。
苦手なことをこなしていくのは、人より時間がかかる上に、ネガティブな気持ちで取り組んでいたら時間がもったいないですよね。
苦手なことは、得意な人に任せて、あいた時間でその分の費用を稼げばいいだけの話です。
税理士さんにお願いしたり、ココナラやクラウドワークスでお願いできる人を探すのも良いでしょう。
最初は予算の関係で難しいかもしれませんが、
「いつまでに手放す」というのを決めておくと少し気がラクになります。
スケジュール管理のコツをつかむ
フリーランスはスケジュール管理を徹底しましょう。
限られた時間の中で、やるべきことはたくさんあります。
優先順位をつけて動いていくことが大事です。
1.緊急、かつ、重要なもの
2.緊急ではないが、重要なもの
3.緊急だけど、重要ではないもの
4.緊急でもないし、重要でもない
日々のタスクを1〜4に振り分けてみてください。
3と4に入っているタスクがあるなら、どうやったら手放せるのか考えていきます。
1と2のタスクに関しては、どのタスクが自分の今後の人生のためになるのか考えながら、優先度や時間をかけることを選択してみてください。
1のタスクが、自分の今後の人生のためのならないものが多いのであれば、少しずつ手放す準備が必要かもしれません。
目標を立てる
フリーランスにおいて目標設定は必須です。
目標設定をするのと、しないのとでは、1ヶ月後、半年後、1年後、3年後と、どんどん大きな差が出てきてしまいます。
目標設定の仕方次第で、目標達成がしやすくなることはもちろん、
日々のモチベーションをあげたり、フリーランスとしての挫折を防ぐことも可能です。
コミュニティに所属する
孤独がつらいという人はコミュニティに所属するのもおすすめです。
オンラインサロンに入ってみるのも良いですし、フリーランスや個人事業主が集まる勉強会や交流会に行ってみるのも良いかもしれません。
コミュニティに所属するメリットは、仲間の存在が自分のモチベーションをあげてくれるところです。
おかげで行動が加速しました。
ビジネスを学ぶ
フリーランスとして独立して案件を獲得していくためには、
ビジネスとして考えるのも大事です。
ビジネスを学ぶことでブランディング・マーケティング・コンサルティングを自分で行うことができ、仕事の受注をしくみ化することができます。
安い案件はひきうけない
ビジネスを学び、仕事の案件が選べる状態になれば安い案件を引き受けなくてすみます。
安い案件ほど地雷は多く、
適正価格〜それなりの価格帯の案件ほど良質で優しいクライアント様が多いです。
自分の望む価格帯で仕事ができるようになれば、仕事も格段にやりやすくなると思います。
ブランディングを徹底する
適正価格で自分を選んでもらうようにするためには、ブランディングが必要です。
自分をブランド化して「あなただから依頼したい」と思ってもらえる状態にしていくことが重要です。
ブログ・SNSを活用する
自分を選んでもらって、自分の望む価格、自分のしたい仕事をしていくためには、自分の存在を知ってもらうことが必要です。
そのためには、ブログ、SNSなどで積極的に発信し、認知を広げる「種まき作業」をしていきます。
マインドセットを変える
マインドセットとは、価値観や考え方のクセ、思考回路などを指します。
これは、ただの気持ちの問題ではなく、
ビジネス・仕事の土台となる部分なんです。
いくらビジネスを学んだところで、土台のマインドセットがネガティブであれば、ビジネスノウハウを生かすことができません。
目標を達成すると腹の底から決める
目標を達成するということを腹の底から決めてしまいましょう。
「もしかしたら目標達成できないかもしれない…」
「自分には無理かもしれない…」
という気持ちが無意識下にあることで、「後悔するかもしれない」という気持ちにつながりやすくなります。
自分の目標は必ず達成されるものだ、と心から思ってしまえば、達成するための方法や情報を集めやすくなるんです。
なので、たとえうまくいかないことがあったとしても、軌道修正できるような考え・気持ちに辿り着くなど、自分の糧にすることができます。
得られたメリットにフォーカスする
フリーランスになって得られたものにフォーカスしてみましょう。
フリーランスを後悔するときは、「会社員だったら◯◯だったのに…」という考えがよぎる瞬間ですよね。
会社員とフリーランスでは、まったく働き方もメリットも違います。
本当は、それぞれにメリット・デメリットがありますが、
ネガティブになってしまう瞬間にデメリットばかりに目がいってしまうのが人のサガです。
そもそもフリーランスになりたいと思ったのは、フリーランスのメリットに魅力を感じたからだと思います。
フリーランスになって得られたメリットにフォーカスしてみましょう。
もし、「フリーランスになってもメリットがなかった」という場合は、経験で学んだことも自分の糧にできていない状態かもしれません。
もう一度、自分はどういう人生を送っていきたいのかということに向き合うきっかけになればそれも収穫です。
過去の自分と比べる
フリーランスになって後悔する瞬間のひとつに、人と比べて自信をなくすというのがあります。
自分よりもスキルの高い人と比べて
「自分はフリーランスになってよかったのだろうか」
「自分レベルのスキルで受注しても良いのだろうか」
という考えに陥ってしまいます。
結論からいうと、人と比べて消耗するなら比べないのが良いかと思います。
もちろん、徐々にスキルアップしていくということは、どんな人にも必要なので、勉強やスキル獲得のための行動は欠かしてはいけません。
しかし、現段階で自分に足りていないスキルにフォーカスし、他の人と比べてもメンタルを消耗するだけですし、そこから行動につなげられないのならなおさら時間がもったいないとは思いませんか?
足りていないスキルを補うことももちろん大事なのですが、
欠点を補うことばかりに目を向けてマルチプレーヤーになろうとするのではなく、
自分の得意なことを伸ばして自分だけの強みを作っていく方が豊かなスタイルを確立していけると私は考えます。
唯一比べていいのは過去の自分だけです。
過去の自分と比べて、自分の成長を感じ、自信につなげていくことが大事です。
まとめ
「フリーランスや個人事業主になったら後悔するんじゃないか」という不安がある方も多いと思いますが、
解決策とマインドの持ち方で防ぐことができます。
「後悔先に立たず」ということわざがありますが、
後悔するかどうか悩んでいても仕方がありません。
ならば、まずは一度チャレンジしてみるのも良いと思います。
※もちろん、何でもかんでも手を出せばいいというわけではなく、
きちんとした戦略とリスク管理も必要ですよ。
何より、最終的に、
自分の思い通りに稼ぐことができるようになれば、後悔することはなくなるんじゃないかと思います。
私が冒頭で「後悔の“こ”の字もありません」とお伝えしたのは
- 好きな仕事ができている
- 会社員時代の2〜5倍ほど稼いでいる
という状況だということも大きいと思います。
「後悔するかも…」と不安になって動けずにいるよりも、
稼ぐこと、自分の理想の形で仕事をすることを目標として、まずは行動を起こしてみてくださいね。