フリーランス・個人事業のブランド作り

個人ブランドの認知を広げる方法【基礎編】|ビジネスを軌道にのせる

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SNSで発信をがんばってはいるのですが、なかなかお問い合わせが来ません。

どうやって広げていけばいいですか?

こんにちは!
イラストレーター/デザイナーの晴ルルです。

私は、個人ブランドで一般消費者向けにビジネスをしていますが、まったくのゼロから始めて、会社員時代の2~5倍ほど稼いでいます。

個人ブランドでは、いかにお金をかけずに認知を広げていくかが重要です。

もちろん広告出稿などお金をかければ認知を広げていくこともできるかもしれませんが、個人ブランドでは、最初はなかなか難しいですよね。

個人ブランドならではのマーケティング活動を押さえておきましょう。

晴ルル。

 

マーケティング活動とひとくちにいっても奥が深いので、
この記事では、まずはブランド認知を広げるための最低限おさえておくべきところを解説していきます。

ブランドの認知を広げるためには、
ターゲットとするユーザー層にブランドの魅力をいちばん伝わりやすい形で届けることが大事なんです。

そのために、お客様との接点(タッチポイントと言います)のデザインやコンテンツを整えて、ブランドの魅力を引き出していきます。

ブランドの魅力をいちばん伝わりやすい形に落とし込むことで認知が広がります。

お客様があなたの商品・サービスを自然と買いたくなる仕組みを作っていきましょう。

 

ちなみに、こうしたビジネス知識は、独学でも学ぶことは可能です。

ですが、やはり無料で学べる情報をかき集めて、体系的に整理し、
自分のビジネスに活かしていくためには膨大な作業量と時間が必要になってきます。

そのため稼げるようになる前に挫折してしまうということも。

一つの選択肢として、講座やキャリアスクールなどで学ぶことも視野に入れておいてください。

お金をかけるのは勇気が入りますが、
その分、体系的な学びと時間が手に入り、稼ぐためのハードルが一気に下がることも事実です。

とはいえ、やはりお金をかけることには抵抗がある人も多いと思うので、
まずは、無料でできる範囲で行動を起こしてみてください。

 

自分ブランディング戦略で差別化する3ステップでも
ビジネスを軌道に乗せるポイントを解説しているので
併せて見てみてください▼

 

 

ブランド認知を広げるために今すぐできること

ブランド認知を広げるといっても、その方法はさまざまでひとくちには語れません。

今回は、個人ブランドを広めていく上で、いかに低コストでできるか、最低限おさえておくべきところを解説していきます。

最低限おさえておくべきポイント

  • お客様とのタッチポイントのデザインを整える
  • 自分に合ったメディアの活用方法

お客様とのタッチポイントのデザインを整える

タッチポイントとは、お客様との接点のことです。

事業内容によってもタッチポイントは変わってきます。

タッチポイント

  • ロゴ
  • 名刺、ショップカード
  • チラシ、フライヤー
  • パンフレット、カタログ
  • パッケージ、包装
  • ウェブサイト(ブログ、ホームページ)
  • SNS(インスタグラム、ツイッター、facebook)
  • 映像、動画
  • 空間、内装、インテリア(店舗型の場合)

他にも広告やポスター、DMなどもタッチポイントに含まれます。

お客様の目に触れるすべてのものを指します。

タッチポイントにおいては、絶対にデザインを妥協しないでください。

デザインの妥協は、ブランドの魅力を、半減どころかマイナスの状態で伝えてしまうことにつながりかねません。

デザインを妥協することで起こるデメリット

起業初期は「お金がないから」という理由で、デザインを自分でてきとうに作ってそれなりに済ますという人が多いです。

もちろん、デザイン知識がある場合はなんの問題もありませんが、
デザイン知識ゼロで素人感丸出しで作られたものはやはり褒められたものではありません。

デザインをおろそかにすることで、ターゲットとするお客様にブランドの魅力が伝わらないどころか、イメージダウンにもなることもあります。

例えば、大事なお客様との商談の会食へ行くとしますよね。

そういった場合、服装や髪型などは清潔感のあるスタイルで行きませんか?

絶対に毛玉だらけのスウェット姿、かつ寝癖だらけのヘアスタイルで出向いたりしませんよね。
もしくは、TPOガン無視のハロウィンのような魔女っ子スタイルで出向いたりもしないと思います。

デザインが整っていない、センスがないということは、いわば、大切な商談の場に毛玉だらけのスウェットやTPOガン無視の格好で現れるようなもの。

お客様からのイメージダウンになりかねません。

TBSテレビの「坂上&指原のつぶれない店」という番組はご存知でしょうか?

千葉県にあるイタリアン料理店「きむらさん家」という飲食店を、
銀だこの社長プロデュースで
イタリアンラーメン「伊太そば」という人気店にリニューアルさせた企画がありました。

この企画では、メニューそのものも大幅リニューアルしたのですが、
何よりも、お店の外観やインテリアにコストをかけていました。

それだけ外観や見た目が集客を左右するということです。

 

デザイン事例

クロッカンシュー ザクザクというお菓子はご存知でしょうか?

引用 https://zakuzaku.co.jp

引用 https://zakuzaku.co.jp

 

ザクザクとした食感が人気の新食感スイーツです。

ファクトリー感を前面に出した店舗のデザインで話題になりました。

パッケージや店舗デザイン、ロゴマークにもブランドの特徴や魅力が伝わるようなデザインが採用されています。

引用 https://zakuzaku.co.jp

 

こうしたブランドのビジュアルが作られるまでには、「どうしたら魅力が伝わるか」ということをターゲットの目線から考え抜かれています。

ロゴやパッケージからも、商品の魅力が伝わり、買ってみたいと思いますよね。

デザインは、ブランドを左右するツールになってくるわけです。

デザインにブランドコンセプトを反映する

人は、五感の中でも、8割の情報を視覚から取り込んでいます。

視覚からの情報は、脳への伝達スピードも早いのです。

ブランドコンセプトをデザインに落とし込み、見た目に反映させるだけで、ターゲットとなるお客様に認知されやすい状態を作ることができます。

ブランドの認知を広げたいなら、デザインにはこだわり抜くようにしましょう。

デザインをデザイナーさんに外注するという方法もありますが、
個人的には自分でデザインの知識を身に付けることがおすすめです。

「え!?そこまでしないといけないの?それってものすごく大変そうだし面倒臭い!」と、
一瞬思うかもしれませんが、
長い目で見て、コストカットにもブランディングにも有効なんですよ。

デザインには更新が必要になってきますよね。
名刺やチラシの内容だったり、ウェブサイトの内容だったり。

更新のたびにデザイナーさんに頼むとすると、更新のたびにお金がかかります。

なにより、ハッキリ言ってデザイナーさんもピンキリなので、
イメージ通りものを作ってもらえるかどうかは、デザインが出来上がってくるまで分かりません。

イメージと違ったものだったとしても、基本的に返金はされないことが多いですし、
大幅な修正は別途料金がかかるケースもあります。

その点、自分で制作することができれば、イメージをそのまま反映することができますし、内容の更新も都度自分でできます。

特に、内容の更新に関しては、けっこう重要なポイントです。

内容が古いと、見ているお客様側は、
「このブランド今はあんまり運営していないのかな?」と
不安に思われて、離脱されてしまう可能性が高くなります。

常に最新の情報にしておくことが大切なんです。

 

メディアを活用する

マーケティング活動に、発信はかかせませんね。

3つのメディアのちがいを理解して、自分にあったメディアを運営していくようにしましょう。

3つのメディア

  • オウンドメディア(ブログやウェブサイトなど)
  • ソーシャルメディア(instagram、twitter、facebookなど)
  • ペイドメディア(広告)

ペイドメディアと呼ばれる広告は、ある程度の認知がないと効果検証ができないということもありますが、なによりお金がかかるので(笑)、ここでは取り扱いません。

まずは、オウンドメディア(ブログやウェブサイトなど)とソーシャルメディア(instagram、twitter、facebookなど)の運用からはじめましょう!

まずは、オウンドメディアとソーシャルメディアをそれぞれひとつずつ運営していくのがおすすめです。

オウンドメディアを選ぶ

オウンドメディアとは、ブログやウェブサイトのことです。

オウンドメディアは必ずひとつ持つようにしてください。

なぜなら、ホームページの有無はお客様からの信頼に直結します。

また、オウンドメディアはコンテンツマーケティングといって、お客様が自然と商品・サービスを買いたくなる購買促進のための情報発信に効果的です。

※コンテンツマーケティングとは、ブランドコンセプトに沿って、お客様にとって有益な情報を提供することです。

お客様にとって有益な情報を提供することで、その情報を見たお客様と、関係性を深めることができ、制約につながりやすくなります。

オウンドメディアの運営方法

  • ワードプレス
  • はてなブログ
  • ライブドアブログ
  • アメブロ
  • ペライチ
  • wix

いちばんおすすめなのはワードプレスです。

ワードプレスはデザイン性も高く、SEO対策(※)にも強いと言われています。

※SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索結果で上位表示されるために、コンテンツの価値を高めたり工夫をすること。

 

ブログやウェブサイト作りについて調べていると、

  • 「アメブロのような無料ブログはデメリットしかない」
  • 「wixはとにかく重いからやめたほうがいい」
  • 「ブログを始めるなら絶対ワードプレス」

などさまざまな情報が出てくると思います。

ただ、パソコンやITに弱い人がいきなりワードプレスを始めようとしても、
難しくてウェブサイト作りに挫折してしまうということになれば本末転倒です。

長期的に運用していくにはもちろんワードプレスがいちばん良いのですが、
まずは自分が無理なく継続していけることがいちばん大事です。

それぞれのサービスのメリット・デメリットを把握した上で、自分に続けられそうなものを選択するようにしましょう。

ソーシャルメディアを選ぶ

インスタグラムやツイッター、フェイスブックなどのアカウントを持っている方も多いと思います。

すべてのSNSを最初から充実させようと思っても、ハードルが高く挫折してしまいかねないので、まずはひとつを育てることから始めましょう。

私のように、デザインやイラストなどをメニューにしている場合は、インスタグラムなどのビジュアル重視のSNSがあっていますし、

コンサルやコーチングなどをメニューにしている場合はツイッターなどの文章メインの発信があっているかもしれません。

もしくは、アメブロでブログを書いている方はアメブロと連動できるインスタグラムの運用がおすすめですし、

ワードプレスでブログを書いている方は、ワードプレスと連動できるツイッターの運用がおすすめです。

それぞれのSNSのユーザー層もちがうので、一概にどのSNSが良いということは断言できませんが、大事なのは継続して投稿を続けることです。

SNSの投稿が数か月に1回といった運用の仕方では、どのSNSでも認知は広がりません。

まずは、自分が投稿しやすいSNSを選んで、続けることが大事です。

メディアでの発信を増やして認知を広げるのみ

オウンドメディアとソーシャルメディアを選んだら、あとはコンテンツを充実させていくのみです。

ブログなら記事を増やして、SNSなら投稿を続けていきましょう。

注意して欲しいのは、自分のブランドコンセプトやキャラクターと一貫性のある発信をするということです。

ただ発信すればいいのではなく、常に「ターゲットとするお客様の層は、どんな情報を求めているか」ということを念頭に置き、ユーザー目線で発信をしていきます。

どんなビジネスも、どれだけお客様の気持ちに寄り添えているかがいちばんの要です。

また、メディアの運営は、お客様とのコミュニケーションです。

いいねやシェアなどを積極的に行なっていくことで、交流をはかることができるので、認知度UPにつながることも。

※ただし、やみくもないいねやシェアは最近では好まれず、逆効果となる場合があるので注意してくださいね。

 

ビジネスを学ぶときの注意点

ビジネスの広げ方に関しては、
SNSなどで探せば、マーケティングやビジネスの講座やコンサルを商品としている起業塾ビジネス系コーチがわんさかあると思います。

こうした起業家さんの起業塾やコンサル、コーチに学ぶ、
というのもひとつの方法ですが、

こうした起業塾、コンサル、ビジネス系のコーチと名のつくものを選ぶときには、
よくよく注意してくださいね。

なぜなら、ときどき以下のような
あまりおすすめできないコンサルや起業塾、ビジネス系コーチも存在するからです。

注意するべき起業塾やコンサル

  • 「これで確実に稼げます!」という触れ込みで、蓋を開けてみたらただの紹介ビジネスだった…
  • ひとりひとりに寄り添ったコンサルを提供するような触れ込みで、
    その人の講師がうまくいったテンプレートの方法をバトンリレーのように紹介しているだけだった…

もちろん、
これも違法ではないし、ニーズがあって成り立っているので全否定するわけではありません!

ただ、このブログを読んでくれている読者の方にとっては、
(つまり、稼げればいいだけじゃなくて、好きなことを実現したい方にとっては)
合わないかなと思います。

とはいえ、
初めてコンサルや起業塾を選ぶときには、
どのように見分けたらいいかわからないですよね…

選ぶポイントとしては、その商品のコンテンツや特典だけではなく、
その人の実績や人柄を見ることが大事になってきます。

ただし、実績の見方にも注意が必要です。

いくら制約数や売上金額などの数字の実績がすごくても、
「ただ制約にこぎつける営業能力が高い人なだけ」で、

実際の商品内容は、その人の講師がうまくいったテンプレートの方法をバトンリレーしているだけというケースもあり得るからです。

そういう人の場合は、
あなたの好きなことを実現するような学びは得られないかなと思います。

(実際、私もそのような人にあたったことがあります…笑)

ただ、誤解のないように補足しておきますが、
営業能力が高いことは、それはそれでとてもすごいことなので、
その人に学ぶ価値があると思う場合はいいと思います。

「自分が学びたいことや、叶えたいことを、この人自身が体現しているのかどうか?」
「自分がなりたい姿(に近い形)をこの人が体現しているのかどうか?
(現在進行形でなくても過去に体現していたことがあるか?)」

を見るようにしてくださいね。

例えばSNSマーケティングを学ぶとしたら、
「運用したSNSアカウントフォロワーを数万人増やした」などの数字の実績もありつつ「マーケティングビジネス以外のコンテンツやモノを取り扱って実績を残したことがある人」など、
数字だけではない具体的な実績がある人や、
その実績や内容を尊敬できる人
を、
今の私だったら選びます。

ちなみに私は、ビジネスを学ぶために100万円くらいかけてしまいました…。

当時は、何を選べばいいのかわからず、今思えば「これは必要なかったな」と思うものもあります。

そんな私の経験をもとに、本当におすすめできるビジネス講座だけを厳選したので、
「ビジネスを学びたい」と思っている方は、この記事も参考にしてみてください。

ビジネスを学べるオンライン講座おすすめは3つだけ【100万円かけた私がコスパ重視で厳選】

まとめ

お客様にブランドの魅力を伝える準備はできましたか?

ブランドの認知を広げるための土台固めはこちらです。

  • タッチポイントのデザインを整えること
  • 自分に合ったオウンドメディアとソーシャルメディアを選んで継続する

 

マーケティング活動とひとくちにいってもその方法はさまざまです。

今回はブランド認知を広げるための、絶対外せないところを解説しました。

いちばん大事なのは継続して行動することです。

今日から行動を開始して、ブランドの認知を広げ、ビジネスを軌道に乗せていきましょう。

 

ちなみに、冒頭でもお話したように、

こうしたビジネス知識は、独学でも学ぶことは可能です。

ですが、無料で得られる情報は、教科書のようにまとまった内容ではないので、
体系的に自分に落とし込んで活用していくためには、膨大な作業量と時間が必要です。

ここで、あなたには念頭に置いておいてほしいのですが、時間は有限ということです。

私がビジネスを学んだ講師の方が言っていたことがあります。

それは、

「お金」より「時間」の方が価値が高いものである

という言葉です。

「時間」を使って「お金」を生み出すこと為の行動につなげられる自分次第で「時間」の価値を高められる

だけれど、「お金」の価値は自分で変えることはできない(それ以上でもそれ以下でもないもの)

ということを考えれば、「時間」の方が価値が高いですよね。

そんな小難しい話はさておいても、
講座でさっさと学ぶことで、一気にハードルが下がることも事実なので、

「本気で稼ぎたい」と思うなら、一つの選択肢として視野に入れてみてくださいね。

 

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