マーケティング

ハンドメイドの売上をあげるためにできる5つのこと|差別化ポイントと具体例

悩めるハンドメイド好きな人
悩めるハンドメイド好きな人
ハンドメイドで副業を始めました。
今は副業ですが、売上が上がったら本業にしていきたいと考えています。

とはいえ、なかなか売上をあげるのも難しい状況です…
売上をあげるためにはどんなことを改善していけばいいですか?

こんな疑問にお答えします。

ハンドメイドサイトのプラットフォームが盛んになって、
ハンドメイドの起業に参入する人が増えています。

しかし、一方で月10万円以上の売上をあげているハンドメイド作家さんは全体の1割にも満たないという調査結果も出ています。

minne byGMOペパボ「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」から引用

売上をあげるためには、ただがむしゃらに継続するだけではなく、売上をあげるための工夫が必要になります。

こんにちは!
デザイナー/イラストレーターのにしむらゆり(プロフィール)です。

売上をあげるためには【見せ方】が左右するところも大きいんです。
デザイナー視点から売上を上げるための見せ方をアドバイスできればと思います。

 

本記事の内容

差別化をはかるために今すぐできること

ブランドアイデンティティを確立しているブランド具体例

売上を上げるための具体的なアプローチ方法

 

【起業】ハンドメイドで稼ぐためのブランディングとビジネスの基本的知識ハンドメイドのプラットフォームが充実したことにより、ハンドメイドで起業して稼ぎたい!と参入する人が増えました。その中で稼いでいるのはごくわずか。ハンドメイドで起業して稼ぐためにはブランディングとビジネスの基礎知識を押さえることが大事です。...

 

ハンドメイドの売上をあげるためにできること【初級編】

継続的にハンドメイドの売上をあげていくためには、ビジネスとしてブランディングしていくことが必要です。

【起業】ハンドメイドで稼ぐためのブランディングとビジネスの基本的知識でも解説しているので、あわせて読んでいただくと理解が深まると思います。

それでは、差別化するための具体的な方法を解説していきます。

自分ブランディング戦略で差別化する3ステップ|ビジネスを軌道にのせるどうすればブランディングで差別化できるか戦略に悩む方は多いと思います。正しいブランディングの戦略は、他と差をつけることではなく、自分ブランドを極めることです。コンセプト、ストーリー、キャラクターの設定から向き合い、戦略的にブランディングを固めていく方法を解説していきます。【ビジネスを軌道にのせるステップ】...

ターゲットの絞り方

まずは、ターゲットを絞りましょう。

ターゲットを絞るというのは『こんなお客さんに買ってほしい』というお客様像をとにかく具体的にして、絞っていくことです。

『絞ってしまったら、買ってもらえるチャンスが狭まるんじゃ?』と勘違いしてしまう方も多いのですが、その逆です。

逆にターゲットを絞っていないと、
発信内容もブランドのウリも特徴もボヤっとしてしまって、結果的にだれにも魅力を感じてもらえないブランドになってしまうのです。

ターゲットを絞ることで、ブランドのウリや世界観が鮮明になり、刺さる発信ができるので、結果的にターゲット以外の幅広い人に魅力を感じてもらえるブランドになります。

具体例:痛くないピアス風イヤリング

引用元:WOJE(ヲジェ)

耳が痛くならないピアス風イヤリングというコンセプトで、ピアス・イヤリングの販売をしているWOJE(ヲジェ)

長時間つけていても耳が痛くならない、かつ、一見ピアスのような洗練されたデザインがウリのイヤリング専門ブランドです。

「 軽やかで痛くないつけ心地 」
「 ミニマルで洗練されたデザイン性 」

WOJEから引用

軽やかなつけ心地とピアスのような見た目に特化することで、
『アクセサリーは大好きだけど、イヤリングは耳が痛くなる』
『イヤリングは金具が大きくてダサい』
と、ふだんから感じていた女性たちに大ヒット。

たくさんのリピーターを生みだし続けています。

このようにお客様目線に立ち、
『ふだんからどんな悩みを抱えているか?』『こんな悩みを解決できたらいいのに』ということにフォーカスして考えてみると、刺さりやすい商品・ブランドを考えることができます。

具体的な架空のお客様像を設定するという方法(ペルソナと言います)もありますが、
身近な友人や、過去の自分の悩みにフォーカスしてみることで、人物像がイメージしやすいのでおすすめです。

認知を広げる方法

認知の母数を増やす行動

売上をあげるためには、認知の母数を増やしていくことが必須です。

そのためにSNSやブログで積極的な発信をしていきます。

SNSやブログで発信することは、

コンセプト

バックストーリー

キャラクター

質の高い専門的な知識や情報

の4つです。

コンセプト、バックストーリー、キャラクターを発信することにより、共感を生み、情緒的価値を高めることができます。

情緒的価値とは主観的な感覚に基づく価値のことで、「あなたであること」そのものを価値にすることです。

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また、質の高い専門的な知識や、専門的なお役立ち情報を発信することもおすすめです。
人には返報性の法則というのがあって、誰かに何かをしてもらったら、お返しがしたくなるものなのです。

専門的なお役立ち情報を発信することによって、あなたを認知している人がもっとファンになってくれたり、今まであなたの商品に興味が薄かった人たちも興味を持ってくれるきっかけになったりもします。

ブログに関しては、ニーズの高い専門的な知識や情報を発信することで検索エンジン(Google)の評価が上がり、検索上位に表示させることができます。
※SEO対策といいます。SEO対策には決まった型があるのですが、ここでは割愛します。

SNSでも、質の高い専門的知識や情報を発信することで、人が集まりやすくなり、フォロワーUPにつなげることができます。

具体例:高齢者の編み物技術を生かした受注生産バッグ

引用元:BEYOND THE REEF(ビヨンドザリーフ)

手編みのカゴバッグやニット素材のバッグを専門に取り扱っているBEYOND THE REEF(ビヨンドザリーフ)

BEYOND THE REEFでは、子育てを終えた高齢者の方々による手編みのバッグを受注生産で制作していて、毎回受注開始のたびにすぐに満枠になってしまう人気ブランドです。

BEYOND THE REEFのコンセプトは、

高齢者の編み物技術の継承と、社会参加を目指して

ということで、作り手さんはみなさん編み物が得意なおばあちゃんたちです。

インスタグラムでは作り手さんたちの写真やワークショップでの様子の写真をUPしています。

 

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作り手さんの雰囲気や商品に対するこだわりを発信することで、
商品に対するロイヤルティ(愛着・信頼)を高めることができます。

商品のバックストーリーや、込められた思いを目の当たりにすることで、情緒的価値を高めることができ、結果的に商品そのものの価値が上がり、リピートにもつながりやすくなります。

世界観を落とし込んだデザイン

ブランディングにおいて、タッチポイントの世界観は重要な役割を担っています。

タッチポイントとは、お客様との接点におけるすべてのものです。

ハンドメイドの場合は、ウェブサイト、パッケージデザイン、ショップカード(or名刺)、SNSなどがこれにあたると思います。

パッケージデザインやショップカードのデザインに力を入れることで、リピートにつながったり、ギフト用としてのニーズを高めることもできます。

また、おしゃれでかわいいパッケージデザインは、SNSでの広がりが早かったりなど、認知を広げる手段として有効な手段です。

こちらはくるみの木を材料にしたアクセサリー専門店木tch!です。

 

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くるみの木を材料にしていることから、リスのデザインのパッケージが素敵です。

特にアクセサリーや雑貨などの小物は、ギフトにぴったりなので、
ギフトとして打ち出していくのも戦略としておすすめ。

しかし、ギフトとして分野に参入できるかどうかはパッケージの良し悪しが左右するところも大きいのです。

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写真のクオリティの上げ方

ハンドメイド商品を販売していく上で、写真はいちばん大事だといっても過言ではありません。

写真の良し悪しによって、集客が大きく左右されます。

まずは、載せるべき情報としての写真のポイントを意識しましょう。

情報として載せるポイント

商品の全体像がよくわかる写真を載せる

商品のディティールがよくわかる写真を載せる

商品の使用イメージがわかる写真を載せる

できれば上記3つすべての写真を載せるようにしてください。

自分にとっては当たり前でも、見る側にとっては実際に手にしていないのでわからないことも多く、できる限りくわしくてわかりやすい情報が欲しいのです。

 

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先ほどのWOJEを例にとってみても、全体像・ディティール・使用イメージどれもわかりやすく網羅されています。

さらに、写真は情報として載せるだけではなく、世界観を伝える手段としても大事な役割を担っているのです。

いくらわかりやすくてくわしい情報としての写真を載せていたとしても、
写真が暗かったり、背景がテキトウだったりしたら、魅力が感じられません。

世界観を演出するポイント

写真の画質はキレイに

構図を意識してみる

写真を加工する

キレイな写真を撮る

引用元:App Store

当たり前ですが、写真の画質はキレイなものを使いましょう。

できれば一眼レフカメラなどで撮るのがおすすめですが、スマホでもアプリを使用してキレイに撮ることができます。

Foodieは、食べ物の写真をキレイに撮れるアプリですが、風景や人物、小物もキレイに撮れると人気のアプリです。

テキスト

 

構図を意識する

構図を意識することで、こなれ感のある雰囲気を出すことができます。

日の丸構図

日の丸構図は、最も一般的な構図です。
真ん中に被写体を配置した、いちばん基本的な構図です。

ハンドメイド商品の写真もこの構図が多いかもしれません。

いちばんわかりやすく商品の全体像が伝わる構図です。

 

三分割法

三分割法は画面をタテヨコそれぞれ三分割し、その交点に被写体を配置する方法です。

被写体によっては、三分割法によって、より強調することができたり、
こなれ感のある写真を取ることができます。

 

対角線構図

対角線構図とは、被写体を画面の対角線上に配置する構図です。

ナナメに置いてみたり、ナナメから撮ってみたり、
対角線を意識してナナメの構図にするだけで奥行きのある写真が撮れます。

構図を意識してみることで、世界観を演出する写真を撮ってみてくださいね。

 

写真を加工する

引用元:App Store

写真が撮れたら、そのままSNSや商品ページに載せるのではなく、キレイに加工を施します。

おすすめはAdobe Lightroom

プロのカメラマンやデザイナーも使っているAdobeのアプリです。

テキスト

加工しすぎると不自然になって世界観を壊すので注意しましょう。

また、写真の加工の仕方はどの写真も統一させておくことで、統一された世界観にすることができます。

ハンドメイドの売上をあげるためにできること【中級編】

初級編が理解できたら、さらにブランドをブラッシュアップしていくためのステップを踏んでいきましょう。

リサーチする力を養う

ビジネスをしていく上で、マーケット(市場)のリサーチは欠かせないプロセスです。

お客様のニーズを把握することで、自分のブランドの方向性や商品に生かしていくことができます。

リサーチは、当たり前ですが売れている作家さんやブランドをお手本としましょう。

「どういうところが人気なのか」

「他の同業と比べたときに何がちがうのか」

「どういう形でトレンドを取り入れているか」

ということを意識しながら見ていくのですが、下記のポイントに着目することで、よりリサーチ力がUPします。

リサーチするときに注目するポイント

共感性

専門性

限定性

共感性

共感性は、いかにお客様の心に刺さる商品かということです。

前述した通り、コンセプトやバックストーリー、キャラクターが人の心を動かします。

コンセプト・バックストーリー・キャラクターをいかにブランディングに落とし込めているかというところがポイントです。

専門性

こちらも前述した通り、どれだけターゲットを絞り込めているか、どれだけ一つの分野に特化することができているかというところです。

これに関しては、選ぶ分野も重要です。

ライバルが多すぎる分野など、マーケットが大きすぎると、それだけ専門性に特化するのが難しくなってきます。

戦略的ポジショニングでブランドアイデンティティを確立する方法|ビジネスを軌道にのせる特定の分野で、戦略的に独自のポジションを築くことをポジショニングといいます。 競合より優位に立つのではなく、競合のいないところにポジションをとる戦略が大事です。戦略的にポジショニングができれば、競合と比べられることのない究極の差別化をすることができます。ポジショニングの戦略からブランドアイデンティティを確立する方法を解説します。...

また、トレンドを取り入れていくということも売れるブランドには重要なポイントになってきますが、ブランドの専門を生かしたトレンドの取り入れ方が大事です。

BEYOND THE REEFはもともとカゴバックとニットクラッチバックの専門店でしたが、トレンドに合わせて時代とともに取扱商品が増えています。

 

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BEYOND THE REEF/ビヨンドザリーフ(@beyondthereef_official)がシェアした投稿

こちらのバッグは、トレンドのレザーを取り入れつつ、BEYOND THE REEFのニットを生かした商品で、今では人気商品です。

限定性

いかに「今ここで買わないと他では手に入らないかもしれない」と思わせることが大事です。

よくあるデザインのものを作っても、
お客様は「よく見るデザインだから、今買わなくてもいいか」「他のも見てから決めよう」と、“買う”という行動につながらなくなってしまいます。

人気ブランドの商品を見て、
「おそらくここ(このブランド)でしか手に入らない」
「おそらく今しか手に入らない」
と思わせられるポイントはどこなのか考えてみてください。

これは、デザインやコンセプトにおいてももちろんですが、
「一点モノ」「限定◯◯個」といった数の稀少性や
「期間限定」などの季節モノを伝えることでも演出することができます。

ロールモデルを設定する

リサーチができたら、ロールモデルを設定してみましょう。
ロールモデルのマネをすることで自分のブランドをブラッシュアップすることができます

ロールモデルは3人設定するといいと言われています。

なぜなら、1人のロールモデルをマネするだけでは、ただのパクリにしかならないからです。

人は、パクリや二番煎じのものには魅力を感じません。

しかし、3人のロールモデルの要素をミックスすることによってオリジナルを生み出すことができます。

共感性・専門性・限定性におけるそれぞれのロールモデルを設定してみてください。

技術力を上げる

技術力をあげることで、単価をあげることができますし、
カンタンにマネできない技術を生かすことで差別化にもつながります。

前述した「限定性」という面でも、「ここでしか手に入らないデザイン」を作ることができます。

なかなか一朝一夕でできることではありませんが、
長期的に少しずつ技術を上げていくことを並行して行っていくことが大事です。

具体例:高い技術力を生かした刺繍ジュエリー

引用元:BONHEUR

天然石や淡水パールを一粒一粒刺繍している手作りのジュエリーブランドBONHEUR

BONHEURはイヤリングやピアス、ブローチなどを中心に、精巧な作りのクオリティの高いアクセサリーが人気です。

これほどの技術を身につけるのはかなり大変なことだと思いますが、
他では絶対に手に入らない精巧で洗練されたデザインが差別化につながっています。

まとめ

売上を上げるためにはブランディングをブラッシュアップしていく必要があります。

そのためには

ターゲットを絞り込む

認知を広げる

写真のクオリティを上げる

リサーチ力を養う

技術力を上げる

ということが大事です。

ひとつひとつをクリアしていくことで「差別化」を意識せずとも差別化することができるようになります。

まずはできるところから始めてみましょう。

おわり

【起業】ハンドメイドで稼ぐためのブランディングとビジネスの基本的知識ハンドメイドのプラットフォームが充実したことにより、ハンドメイドで起業して稼ぎたい!と参入する人が増えました。その中で稼いでいるのはごくわずか。ハンドメイドで起業して稼ぐためにはブランディングとビジネスの基礎知識を押さえることが大事です。...
イラストレーター / デザイナー
にしむら ゆり
2018年にウェディングペーパーアイテムのブランド「A Sunny Day」を立ち上げて未経験からいきなりフリーランスに。 A Sunny Day を軌道にのせたノウハウでブランディングのおてつだいをします。 カワイイデザインがすきな方におすすめ。 未来を設定し目標達成する脳科学講座のJr.認定講師。
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