イラスト仕事の収入を増やす

イラストレーターが多すぎる時代、レッドオーシャンから脱出する方法

お悩み>>

イラストレーターが多すぎてつらいです…。

仕事が少ないというのも悩みですし、
こんなにイラストレーターがたくさんたくさん…、
多すぎる状況で
果たして自分は生き残っていけるのか?!

といつも不安です。

そうですよね。
今はイラストレーターが多すぎると言われています。

イラストレーターの供給過多で、お仕事が足りなくなっている状態です。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

もちろんイラストレーターの人口が多いことは
まちがいないですが、

お仕事が足りない状態というのは、
見方を変えれば、必ずしもそうではないと思います。

お仕事が足りない

むしろ仕事がない

イラストレーターが多すぎて自信がなくなる

という状況になってしまうのは、
人気のある仕事を、
大勢のイラストレーターで取り合っている状況だからだと私は思います。

この記事では、
人気のある仕事を取り合うレッドオーシャンでの生き残り方ではなく、

他のイラストレーターが参入していないブルーオーシャンの見つけ方
解説していきます。

解説するのは私、イラストレーター/デザイナーの晴ルル。です。

フリーランスでイラストの仕事をしています。

イラストの依頼は絶えずコンスタントに来ているので、
むしろ報酬が安めの案件はお断りせざるを得ない状況です。

私自身は、一般的なイラストレーター業界ではまったくの無名ですが、
会社員時代の3〜5倍の収入を得られていますよ。

レッドオーシャンで勝負していないので
「ライバルが多すぎて仕事がない」という理由で
不安になることはないんです。

晴ルル。

この記事でわかること

  • イラストレーターにとっての、レッドオーシャンとブルーオーシャンって?
  • イラスト仕事におけるブルーオーシャンの見つけ方
  • ブルーオーシャンを見つけて活躍している人たち(実例)

 

ブルーオーシャンを見つけることで
仕事の案件がコンスタントに来る状況を作れるので、

驚くほどに気持ちがラクになります。

 

一刻も早く、ツラい状況から抜け出したい!という人は、
イラストレーター仕事が辛い人へ。働き方と仕事内容を変えれば根本解決につながります
併せて読んでみてくださいね。

 

レッドオーシャンで勝負してはいけない理由

レッドオーシャンとは競争の激しい市場のことです。

血で血を洗う争いという例えから、このように言われています。

イラストレーターにおけるレッドオーシャンとは
どういう市場にあたるのでしょうか?

 

イラストレーターのレッドオーシャンって?

イラストレーターにとってのレッドオーシャンといえる市場は
このようなお仕事です。

  • 雑誌の挿絵や、本の装丁など出版社のお仕事
  • 商品パッケージなどのデザイン会社のお仕事
  • 広告などのお仕事

 

ほかにもいろいろありますが、
「イラストレーター」と聞いて一般的に思いつくお仕事
だいたいレッドオーシャンと思ってもいいかなと思います。

つまりは出版社やデザイン会社など、
おもに法人関係のお仕事ですね。

「思いつく仕事だいたいレッドオーシャンなの?!」
と、真っ青になる方もいるかもしれませんね。

でもよく考えてみてください。

だいたい思いつくメジャーなお仕事は
他の大勢のイラストレーターも目をつけているので
営業をかけているんですよ。

その中で選んでもらうには、

よっぽど目を引く画風のイラストを描く場合には
例外はあるかもしれないですが、

やっぱり一般的には、とても地道な努力が必要になってくることがほとんど。

どれだけ多くの年月がかかったとしても
そういう一般的なイラストレーターっぽい感じのお仕事がしたい、
という場合は別ですが、

あくまで私の個人的な意見ですが、
今からその市場に参入するのはあまりおすすめしていません。

 

レッドオーシャンでの勝負をおすすめしない理由

血で血を洗う争いの「レッドオーシャン」市場で勝負するということは、

その名の通り、自分をすり減らす勝負だと思っています。

 

結果が出る前に心が折れて挫折してしまったり、
自信を無くしてしまいということもあるかもしれません。

氷河期に就職活動をしたことがある人は
思い出してみてください。

何社も何社も応募して、何度も断られるというのは
自分を否定されると感じる人も多く、
かなり精神的ダメージが大きいものですよね。

 

また「仕事が少ない」という状況に焦りを感じ

あまりやりたくない仕事

報酬が安すぎる仕事

をやっている人も少なくないと思います。

 

その結果、イラストを描くこと自体が
嫌いになってしまっては、
あまりにも残念ですよね。

また、地道な活動の結果、
仕事がもらえるようになる可能性はありますが、

満足のいく収入を得られるようになるまでには、
それはいつになるかわかりません。

 

運よく、仕事がもらえるようになったあとも
どんどん新しい人は出てくるので

継続的に仕事をとり続けるには、
常に比べられるところで勝負し続けないといけない場合もあります。

 

あなたのブルーオーシャンを見つけよう

それでも、
「一般的なイラストレーターっぽい感じのお仕事がしたい」、
「目立つお仕事がしたい」、
「イラストレーターとして有名になりたい」、
という熱意ある場合は、チャレンジしてみるのもいいかと思います。

 

それも良い経験ですし、
もし他にあまりない画風の人や、
コンテストで入賞できる実力の人であれば、
お仕事に早くつながるかもしれません。

ですが、やっぱり

  • もうすでに営業活動に疲れてしまった。
  • もっとラクな気持ちで、楽しく仕事を続けたい。
  • イラストの仕事で、なるべく早く満足のいく収入を得たい。

という場合は、
これから解説していく「ブルーオーシャンの見つけ方」
参考にしてみてくださいね。

 

イラストレーターのブルーオーシャンって?

先ほどレッドオーシャンの話をしましたが、
レッドオーシャンを図にするとこのようになります。

赤いところがレッドオーシャンですね。

この記事で解説しているところの
一般的なパッと思いつくようなイラストのお仕事がこれにあたります。

この記事では、雑誌の挿絵や広告といったお仕事と考えてください。

 

これは、よく目に見えるところでもあります。

一方で、
ブルーオーシャンを図にするとこのようになります。

青いところが、
あなたがこれから参入すべき、おすすめのエリアです。

イラストのニーズがあっても、
まだイラストが行き届いていないところというのは
探せばあるんですね。

これは、なかなか表(おもて)には見えづらいところでもあります。

他の大勢のイラストレーターがまだ目をつけていない市場、
言い換えれば、あなたにしかできないマーケット
見つければいいわけです。

 

あなたのブルーオーシャンの見つけ方

とはいえ、ブルーオーシャンはどのように見つければいいのでしょうか?

先ほどの解説をおさらいして考えてみましょう◎

メモ

イラストを必要としているけど行き届いていない市場
他のイラストレーターが参入していない市場
あなたにしかできないもの

 

条件を見てみると、なんだか
「そんな市場あるの?」と
不安になってきそうですが、

なにも、まったく新しい未知のものを開発しないといけないわけではないんですよ。

 

今あるサービスや商品のなかで、
「もっとこうだったら面白いのに」
「もっとこんなものがあったらいいのに」
と思うところから、
イラストがマッチする新しい市場というのは見つかったりするんです。

 

  • あなたが普段から使っているもの
  • あなたが好きなもの、興味のあるもの
  • あなたが人生の中で時間やお金をかけてきたもの
  • あなたが乗り越えてきたこと、困った経験があること
  • あなたが普段から感じていること、思っていること

を振り返ってみることで、
アイデアが得られることが多いですよ。

ぜひ書き出してみてください。

書き出したものを掛け合わせたりしてみると、
新しい市場が見えてくることがあります。

 

ブルーオーシャンを見つけて活躍している人たちの実例

実際にどのようにブルーオーシャンを見つけていけばいいのか、
実例を見ながら考えてみてくださいね。

1つの分野に徹底してしぼり込んだ例

イラストとは少しちがうかもしれませんが、
ブランディングが見事なので紹介させていただきます。

私は、好きなスマホケース作家の方がいるんですが、
とても人気の作家さんなんです。

スマホケース作家 Harryさん

ですが、イラスト×スマホケースの市場って、
すでに飽和状態ですよね。

ハンドメイドサイトには、
イラストのスマホケースなんて山ほどあると思います。

ではなぜ、
この作家さんがスマホケース市場で成功しているかというと、

レトロな架空パッケージをイメージしたデザインに特化しているところ
ポイントなんです。

イラスト×スマホケースの市場は飽和状態ですが、

イラスト×スマホケース×レトロな架空パッケージの市場に
参入している人はいないですよね。
(私は他に知りません)

レトロな架空パッケージデザインのスマホケースは
この作家さんのものしかないから、

それが欲しい人はこの作家さんから
こぞって買うわけです。

このようにテイストを徹底的に絞り込むことで、
ターゲットであるレトロ好きな人の支持を集めることができるのです。

ひとつの分野に特化して、
さらにテイストを徹底して絞り込むことで
ブルーオーシャンを見つけることができるんですね。

 

目線を変えたことで共感を集めた例

エッセイ漫画をきっかけに成功したイラストレーターさんをご紹介します。

とはいえ、SNSの発達により
エッセイ漫画の分野も、かなりイラストレーターが飽和状態ですよね。

ですが、ちょっとこの方を見てみてください。

イラストレーター じゅんさん

こちらのイラストレーターさんはワンちゃんの漫画に特化しているのがわかると思います。

こうしたエッセイ漫画って
作者目線で「あるある」を描かれていることが多いですが、

こちらの方は、
よくあるシチュエーションの「あるある」を
ワンちゃん目線に置き換えて描いた内容が人気を集めました。

視点を作者(飼い主側)からわんちゃん側にシフトしたことで、

普段から飼い主さんが、潜在的に思っている
ワンちゃんの可愛らしさ、愛おしさがより浮き彫りになり、
多くの飼い主さんから共感を集めたんですね。

イラストのタッチもとても秀逸で、

飼い主さんから見たワンちゃん像
(飼い主さんにはこう見えている)

というのを、より可愛さと愛おしさが感じられるようなタッチと内容で
表現されています。

犬のエッセイ漫画自体はすでにレッドオーシャンでしたが、

ワンちゃん目線で描いたことにより、
飼い主さんの潜在的なニーズを引き出すことができたという例です。

視点を少しずらしてみることで
ブルーオーシャンを見つけた例ですね。

 

時代のニーズを満たした例

イラストとは少し違うかもしれませんが、
アートの分野ということでご紹介させていただきます。

松岡智子さん

こちらのアーティストさんは、
zoomの背景画像を、依頼主の雰囲気に合わせて
抽象画を描いてくれるということで注目を集めました。

コロナ禍により、zoomを使ったミーティングやセミナーが
増えたことに着目したんですね。

依頼主の方とオンラインで話しながら制作してくれるとスタイルも人気の理由です。

話しながら描くことで、依頼主の方の雰囲気を感じとり、その人に合わせたオリジナル性を出してくれるからです。

今まで対面でできていたことが、
コロナ禍によりオンラインに制限されたことで、

ビジネスの場面で「個性」を打ち出す、
ということが難しく感じるようになった方もいると思います。

そんなビジネスパーソンや個人事業主のニーズにぴったりだったんですね。

ただし、この方法は、
時代のニーズに合わせた新しさを発見することがポイントなので

少し高度な例かもしれません。

また、こうした新しいものは最初はいいですが、
真似しやすい方法でもあるので、
どんどん新しい人が参入してくるという可能性もあります。

(同じ作風でなくても、別の作風でも真似できる方法ではあると思うので)

ちなみに、こちらの松岡智子さんは
zoom背景の販売をきっかけに人気を集め、
今では活躍の場を広げて、
さまざまなシーンでアートを展開しているようです。

時代のニーズに合わせた新しいものは
継続して稼ぎ続けるのは難しい場合もあるので、

松岡さんのように、
ひとつのきっかけにするというやり方もあります。

もう少し応用ができ、
継続しやすい例を見てみたいと思います。

 

他のスキルを組み合わせてたことでターゲットをずらした例

粕田屋さんの例を見てみてください。

こちらは大手企業さんにも納品しているので、
少しハイクラスな例にはなります。

ですが、こちらのビジネスモデルを参考に、
個人事業主に向けての応用や、
一般消費者向けのそのほかの市場への応用もできると思うので、

ぜひロールモデルのひとつにしていただきたい例でもあります。

こちらの粕田屋さんのブランディングは見事です。

先ほどからこの記事では、
出版社やデザイン会社相手の法人関係のお仕事は
レッドオーシャンである、と解説してきました。

他の大勢のイラストレーターが狙っているところでもあるわけです。

こうした出版社などのお仕事は
たいてい、イラストのみを納品することが多いんです。

企画、ディレクション(方向性を決めること)や、
イラストの配置を決めるデザインのレイアウトなどは、
先方(会社)がやりますよね。

イラストレーターは、
すでに方向性が決まっている企画に合わせたイラストを
納品するのが一般的です。

 

ですが、こちらの粕田屋さんは、
イラスト制作とセットで、

  • アニメーション制作
  • 企画(提案)、ディレクション
  • デザインレイアウト
  • 必要なものの外注

まで、すべて一貫して制作しているんです。

なので、クライアントは
他の競合がひしめく出版社、デザイン会社などではなく

メーカーやサービス業など、
普段デザインやイラストと縁のない会社などが
クライアントになるんです。

(そのほか個人事業主なども)

 

少しターゲットをずらし、
一見デザインやイラストと関係のない会社さんや
個人事業主などの一般消費者をクライアントにすることで、
ブルーオーシャンになるという例です。

さらに、イラストだけではなく、

他のスキルを掛け合わせて、
商品やサービスとして売り出すことで、
差別化ができ、
あなたにしかできないブルーオーシャンを見つけやすくなります。

 

考えてもみてください。

粕田屋さんのように商品設計を徹底することで、
なかなか他のイラストレーターは真似できないですよね。

他の大勢のイラストレーターのように、
出版社などに営業をかけたりすることは
いくらでも真似することはできますが、

こうした独自のブランディングはなかなか
猿真似することは難しいので、
他のイラストレーターが参入しづらい方法でもあります。

 

そして、
独自のブランディングを確立することで
継続的にお仕事を取り続けることもできるようになるのもポイント。

ちなみに、
私が展開している方法も粕田屋さんと似ています。

イラストと他のスキルを組み合わせて
商品として販売する方法ですね。

私が実践している
【イラストと他のスキルを組み合わせて
商品として販売する方法】については、
体系化したものが以下になります。

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どこにも公開していない独自の戦略と超実践スキルです。

あなただけのブルーオーシャンを見つけてみたい!
自由な気持ちで働きたい!と思った人は
併せて見てみてくださいね。

 

レッドオーシャンから脱出するには

いかがでしたでしょうか?

この記事では、
レッドオーシャンで勝負するのではなく、
自分だけのブルーオーシャンを見つけることを
推奨してきました。

なぜなら、
多くの競合と競いあわなければいけない土俵を降りて、
自分らしくマイペースに活動していくことができるからです。

もちろん、多くの競合がいる中でも
営業活動を続けて、お仕事をもらえるようになることもあるでしょう。

ですが、やはりレッドオーシャンでの勝負は
険しい道になる場合が多いかもしれません。

楽しくマイペースに、大好きなイラストの仕事をしていきたい

継続的にお仕事をしていきたい

もうレッドオーシャンで自分をすり減らしたくない

という人は、
ぜひこの記事で解説したブルーオーシャンを見つける方法を
とってみてくださいね。

私自身が実践した超具体的な方法は
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